Advantages
- 高い堅牢性と再現性:分化誘導試薬濃度と細胞密度の条件許容範囲(プロセスウィンドウ)を大幅に拡大することで、実験・生産バッチ間の分化効率のばらつきを抑え、高い再現性を実現。
- 高い分化効率:90%以上の分化効率を安定して再現。
- 高品質な細胞取得:従来プロトコルと同等の品質を有する心筋細胞を取得可能。
- 低コスト工程:高価なサイトカインを使用せず、安価な低分子化合物のみで実現。
Current Stage and Key Data
2D培養系で原理検証(PoC)完了。複数ヒトiPS細胞株にて技術の有用性を実証済み。
- 条件許容範囲の大幅拡大:従来プロトコルと比較して、分化誘導試薬濃度と細胞密度に対する条件許容幅を大幅に拡大できることを実証。
- バッチ間安定性の飛躍的向上:従来プロトコルと並行して実施した複数バッチ試験で、従来プロトコルでみられた分化効率の大きなばらつきを克服し、極めて高い再現性を実証。
- 高い分化効率:複数株で安定して90%以上の高い心筋分化効率(cTNT陽性率)を達成。
- 高品質な細胞取得:網羅的遺伝子発現解析並びに細胞機能解析により、従来プロトコルと同等の品質を有する心筋細胞が取得できることを確認。
Partnering Model
特許権のライセンス許諾、共同研究・開発、技術指導を伴うアライアンス
- パートナー企業候補例:再生医療用細胞製造企業、iPS細胞由来創薬スクリーニング・毒性評価用細胞販売企業、心筋シート等の再生医療等製品開発企業、培地開発企業
Background and Technology
多能性幹細胞(iPS/ES細胞)からの心筋細胞分化誘導は再生医療や創薬において非常に重要な技術です。しかし、従来のプロトコルでは、実験・生産バッチ間、さらには細胞株間で分化効率が大きくばらつくことが問題になっていました。本技術では、分化初期のシグナル制御のタイミングを高度に最適化し、分化効率に大きく影響を及ぼすことが知られている分化誘導試薬濃度および細胞密度の許容幅を大幅拡大することで、このばらつきの問題を根本的に解決します。これにより安定した高品質心筋細胞の大量供給を可能にします。
Principal Investigator
秋山裕和 助教(東海国立大学機構 名古屋大学 大学院工学研究科)
Patents and References
- 特許出願済み