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腹部大動脈瘤の拡大予測および治療薬の共同開発

クローン性造血の検出により腹部大動脈瘤の拡大を予測、およびTET2変異クローン造血に伴うマクロファージの破骨細胞様細胞分化を標的としたビスホスホネートを有効成分とする腹部大動脈瘤の治療薬

Advantages

- 腹部大動脈瘤患者においてクローン性造血の有無で動脈瘤の拡大リスクを予測可能
- これまで治療薬のない腹部大動脈瘤に対する画期的新薬
- ジェネリックであるビスホスホネートのリポジショニングであり安全性リスクが低減

Current Stage and Key Data

患者観察データと動物実験によるPoC段階
- 大動脈瘤患者においてクローン性造血陽性は動脈瘤の拡大が速かった。
- TET2クローン性造血モデルマウスで腹部大動脈瘤が増悪した。
- 腹部大動脈瘤へ浸潤したTET2変異マクロファージは破骨細胞様細胞へ分化した。
- ビスホスホネートは破骨細胞様への分化を抑制し、モデルマウスの大動脈瘤拡大を抑制した。

Partnering Model

発明元大学と協働して、本発明を評価・導入・開発に取り組むパートナー企業を募集中。大学は特許ライセンスアウトを希望しており、協働形態についてはオープンに協議可能。
- パートナー候補:心血管疾患・リポジショニンング治療薬にフォーカスする製薬/バイオテック企業。次世代シーケンサー装置の診断用途の開発に興味を持つメーカーまたは診断薬/検査企業。

Background

腹部大動脈瘤(Abdominal Aortic Aneurysm;AAA)に代表される大動脈瘤は、多くの場合は無症状で進行し、破裂すると死亡率は80~90%であり、救命はほぼ不可能である。破裂の可能性が増大したAAAの治療法としては、大動脈瘤切除術またはステントグラフト内挿術により瘤の破裂を防ぐ外科的手術が唯一の選択肢であり、薬物治療法は確立されていない。大動脈瘤の進行を予測する手法は、主にCT検査による瘤径や瘤の性状といった形態学的特徴の評価のみに限られ、定期的な頻回の検査が必要となる。

Principal Investigator

由良義充 病院助教(東海国立大学機構 名古屋大学医学部附属病院 循環器内科)

Patents and Publications

- 特許出願中
- 論文:J Clin Invest. 2026 Feb 25:e198708. doi: 10.1172/JCI198708.

プロジェクト番号:bk-05391