Advantages
高精度な鑑別能: 既存マーカーでは困難な「HCCとICCの識別」を、AUROC 0.87という高い精度で実現。
完全非侵襲: 患者負担の大きい肝生検を回避し、わずかな採血のみで迅速な質的診断を可能に。
既存マーカーとの併用効果:既存のHCCマーカー等と組み合わせることで、さらなる診断精度の向上が期待できる。
Current Stage and Key Data
ヒト血清(ICC, HCC, 肝外胆管がん患者など計76例)を用いたELISA測定による臨床データを取得済み
血清CXCL2濃度の有意な上昇:ICC患者群(中央値 247.2 pg/mL)は、HCCを含む他群と比較して有意に高値を示した。
HCCとの高い鑑別能:「ICC対HCC」の鑑別においてAUROC 0.87。最適カットオフ値を用いた場合、感度92.86%、特異度84.62%という診断精度が確認された
Partnering Model
パートナー企業の募集:本技術を基盤としたHCC/ICC鑑別診断マーカーの実用化に向け、診断薬メーカー等の協業パートナーを求めています。
想定されるコラボレーション:既存の肝がんマーカー開発実績を持つ企業様や、複数項目のパネル診断キット化に関心のある企業様との共同研究開発も歓迎します。
発明者との面談:技術の詳細や今後の開発ロードマップに関する、発明者との直接のご面談も受け付けております。
Background and Technology
肝癌における正確な鑑別の必要性:治療法が根本的に異なる「肝細胞癌(HCC)」と予後不良な「肝内胆管癌(ICC)」の鑑別は極めて重要である。
既存診断の課題:既存の腫瘍マーカーや画像診断では、ICCの鑑別において判別が困難なケースが多く、確定診断のためには肝生検に頼らざるを得ない。
新規マーカーの発見:大阪大学の研究グループによって、血清中の「CXCL2」がICCに特異的なバイオマーカーとなることが発見された。
メカニズムと実証:肝細胞からICCへの分化転換にCXCL2が関与することが解明され、実際のICC患者の血清中でも有意に高値を示すことが実証された。
本技術の強み:血液検査のみでHCCとICCを簡便・高精度に鑑別できる画期的な診断法である。
Principal Investigator
小玉 尚宏 教授(大阪大学・大学院医学系研究科・消化器内科)
Patents and Publications
特許出願済み(未公開)