Advantages
- 「混ぜて加熱する」シンプルな手法で、オルト-カルボランを多様な芳香族化合物へ高効率で導入
Current Stage and Key Data
- 本プラットフォームを実現するカルボラン導入試薬「リチウム ビス-(オルト-カルボラニル)キュプラート(Li/Cu-1)」は不活性ガス下で安定(1ヶ月以上持続)であり、デカグラムスケール(約20g単位)での合成法を確立。
- Li/Cu-1を用いたカルボラン導入化合物(カルボラニルアレーン)の合成も、グラムスケールで実証済。
- これまでに抗炎症薬類似体から機能性材料のコア骨格まで、多様な新規カルボラン含有分子の合成に成功。
Partnering Model
大阪大学では、本技術の活用にご関心のあるパートナー企業様を募集しております。以下はコラボレーションの一例です。記載のない分野・用途につきましても、ぜひお気軽にご相談ください。
- 電子材料分野:次世代機能性材料の高付加価値化
期待される効果: 発光・電荷輸送・半導体向けデバイスの高効率化、長寿命化、物性の精密制御
貢献: 次世代エレクトロニクス材料の開発・性能突破
- 高分子材料分野:過酷環境向け次世代機能性材料の創出
期待される効果: 耐熱・耐酸化・耐放射線・絶縁性の向上
貢献: 従来素材の限界を超える高機能ポリマーの開発
- 製薬分野:新規ファーマコフォアによる創薬化合物の創出
期待される効果: 受容体相互作用の強化、標的選択性の向上、代謝安定性の向上
貢献: 既存化合物と差別化された創薬シード化合物の創出
Background and Technology
カルボランはBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)薬剤や、医薬品中のベンゼン環とのBioisostere(生物学的等価体)、電子材料、高機能ポリマー・航空宇宙材料として注目されているが、従来の手法は高価なヨウ化ベンゼンを用いる複雑な操作が必要で、産業応用の壁となっていた。
本技術は、銅原子上に2つのカルボランを搭載した新規単離試薬(Li/Cu-1)と、安価な臭化/塩化アリールを混合・加熱するだけで反応が進行する。添加剤(イソフタロニトリル)がリチウムにのみ選択的に配位し、銅の反応性を最大限に引き出すというパラダイムシフトにより、これまで困難だった「カルボランの多重導入」や「縮環π共役系の構築」を高効率で実現する独自の手法である。
Principal Investigator
星本 陽一 准教授 (大阪大学 大学院工学研究科)
Patents and Publications
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