Advantages
(1)コントロール比で細胞モデルにおいて最大約10倍、マウス生体内(肝臓)において最大約3倍の発現向上を実現
(2)実用化されているModerna(mRNA-1273)やBioNTech(BNT162b2)のワクチン配列と比較して約4〜6倍のタンパク質発現量を示す
(3)HeLa細胞等において50〜80時間以上の持続的なタンパク質発現を維持
Current Stage and Key Data
細胞および動物モデルにおける原理証明(PoC)を取得済み。
・各種細胞モデルでの発現増強:50塩基長のAGCリピート導入により、コントロール比でHeLa細胞で約10倍、U2OS細胞で約12倍、HEK293T細胞で約7倍のタンパク質発現向上を実現した。
・持続的な発現:HeLa細胞等において、AGCリピート等により50〜80時間以上のタンパク質発現を維持した。
・in vivoでの有効性:LNP封入mRNAのマウス尾静脈投与において、肝臓での発現量がコントロール比で約3倍(AGG等を含めると最大約7倍)に向上した。
Partnering Model
評価用MTA:対象のリピート配列を組み込んだ5’UTRベクターを有償にて提供可能。
ライセンスおよび共同開発:以下の分野における協業を希望している。
・製薬:mRNA医薬・ワクチンの開発
・CDMO:本プラットフォームを組み込んだmRNA医薬開発サービスの提供
・DDSプラットフォーム開発:mRNAデリバリーシステムとの統合
・遺伝子編集:CRISPR-Cas9発現・編集効率の向上
・細胞治療:iPS細胞作製など、細胞内発現の改善
Background and Technology
mRNA医薬は有用性の高いモダリティとして確立されたが、細胞内での翻訳効率の低さが依然として課題である。
従来汎用されてきたβ-globin由来の5'UTR配列は、翻訳効率への寄与が限定的であることが判明している。
発明者らはmRNAの5‘UTRを「AGC」などの3塩基からなる人工リピート配列に置き換える発現増強プラットフォームを構築した。
AGCリピートの導入により、細胞モデルでコントロール比最大約10倍の発現向上を確認し、マウス生体内においても最大約3倍の発現向上を実現した。
さらに、実用化されているModerna(mRNA-1273)やBioNTech(BNT162b2)のワクチン配列と比較して、約4〜6倍のタンパク質発現量を示すことが確認された。
Principal Investigator
星野 真一 先生 (名古屋市立大学・薬学研究科)