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高機能接木促進剤による接木接着力の劇的向上と養生期間短縮技術

植物ホルモン様作用を伴わない選択的細胞壁リモデリングにより、接木組織の接着力向上と苗生産コストの大幅削減を実現する新規低分子化合物

Advantages

- 高い接着特異性と安全性:目的外の生理作用や無駄な遺伝子発現を起こさず、接木接着プロセスのみを選択的に促進。
- 広範な作物への汎用性:マメ科など接木抵抗性を示す作物を含む多様な植物種で接着不全を大幅改善。
- 生産効率の大幅向上:切断面の接着強化により養生期間の短縮と養生庫の回転率向上・コスト削減を実現。
- 優れた作業性と低コスト:局所処理や既存防カビ剤との併用が可能で、低分子化合物ゆえの容易な合成・調製が可能。

Current Stage and Key Data

ケミカルライブラリーからの選抜を終え、複数科の植物にて接着強化および伸長効果を実証済。
- 約3万化合物からの厳選:30,368化合物のスクリーニングより高い接木接着促進を示す化合物を同定。
- 極めて高い選択性:既存ホルモン(約3,200遺伝子変動)と異なり、数〜十数個の遺伝子変化で特異作用。
- 多種作物での効果実証:マメ科等の接木にて接着力・穂木伸長・カルス面積拡大・根長および茎重の伸長を確認。

Partnering Model

特許ライセンス契約、自社環境での評価検証に向けた秘密保持契約(CDA)に基づく共同研究。
- パートナー候補例:アグリケミカル・農薬メーカー、大型セル苗・接木苗供給企業、果樹・専門作物の苗木生産事業者

Background and Technology

気候変動の加速に伴い、既存優良作物の迅速な適用手段として接木の重要性が高まっています。しかし、苗生産では接木後の養生期間や養生庫の収容能力が生産上限を規定するほか、品種間の相性による接着不全や生着率低下がコスト増の要因です。従来の植物ホルモン処理は不要な生理応答を引き起こす課題がありました。本技術は過剰な生理作用を回避しつつ接合部の接着力を特異的に向上させ、養生日数短縮と廃棄ロス削減に貢献します。

Principal Investigator

野田口理孝 特任教授 (東海国立大学機構 名古屋大学 大学院生命農学研究科)

Patents and Publications

- 特許出願済み

プロジェクト番号:bk-05388