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中温域の実排ガス環境で極めて高いCO2吸収量と安定性を誇る固体吸収材

~冷却不要の直接処理で、アミン法を凌ぐ大容量回収システムを実現~

Advantage and Core Benefit

● 実排ガス環境(低分圧)での実用吸収量が飛躍的に向上
MIT開発の基本材料(最大15 mmol/g)に本学独自の改良を加え、工場排ガス相当の低分圧(0.15 bar)下で吸着容量を従来比1.6倍超(1.5 → 2.5 mmol/g)へ向上。設備の劇的な小型化を実現。
●優れたサイクル安定性
独自の溶融塩被覆により材料の熱劣化を抑制。連続吸脱着下でも特性劣化が極めて小さく、高い安定性を実証。
●完全ドライ・冷却工程と熱ロスを大幅削減
250〜350℃の中温排ガスを冷却なしで直接処理。巨大な冷却設備を省き、水溶液加熱に伴う莫大な熱ロスを根本から解消。

Background and Technology

主流の湿式アミン法は低温(40〜60℃)動作のため、中温排ガスの処理には巨大な冷却設備と莫大なエネルギー消費、設備腐食リスクが課題である。
本技術は、発明者がMITで開発した基本技術(MgOの溶融塩被覆)をベースに、東京科学大学にて「炭酸塩の精密分散」という改良を加えた最新技術である。これにより、低分圧(0.15 bar)下での大容量かつ高速な吸脱着を可能にした。

Key Data and Current Stage

既存の多孔質材料(ゼオライト等)や高温材料(CaO等)がカバーできない中温域において、圧倒的な優位性を示す。複数回の連続サイクル試験においても初期性能を高く維持しており、ラボレベルにおける極めて優れた再生安定性を実証済みである。(下図はMITの基本特許

Expectations

本材料の圧倒的な吸収力と、発明者が持つ「前処理不要・マルチガス多段分離」のプロセス構想を融合し、次世代の一体型CCUSシステムの実装を目指しています。
実装の壁を共に突破し、新市場を創り出す以下のパートナー企業を募集しています。

【材料・成形】
粉末材料を実機適用可能なペレットやハニカムへ造粒・成形し、量産プロセスを確立できる化学・素材・触媒メーカー

【装置・エンジニアリング】
連続分離やマルチガス処理の構想を活用し、本材料の性能を最大化する次世代システム・リアクター設計に挑むEPC・環境プラント・ボイラーメーカー

【実装・エンドユーザー】
化学プラント、産業用ボイラー、船舶等に「中温排ガス」の現場を持ち、実装テスト環境と実証フィールドを提供できる重工業・製鉄・大型モビリティ企業

Principal Investigator

原田 琢也 准教授(東京科学大学  物質理工学院)

Patents and Publications

特願2024-138932(WO2026042784A1)
(参考:US 10,322,399 B2)
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プロジェクト番号:dd-05788