Advantage
- 抗原消失による腫瘍の免疫逃避を回避するポテンシャル
- 多発性骨髄腫だけでなく、他の血液癌や固形癌への適応拡大の可能性
- 正常細胞への傷害リスクの低減が期待される
Current Stage and Key Data
Current Stage
- 前臨床段階、R8H283を用いたCAR構造の最適化を実施。
Key Data
- in vivoモデルにおいて、R8H283 CAR-Tによる標準的なCD19 CAR-Tを上回る持続的な腫瘍退縮効果を確認(図)。
- 非小細胞肺癌(NSCLC)のin vivoモデルにおいて、R8H283 CAR-Tによる抗腫瘍効果も確認。
Partnering Model
大阪大学では、R8H283を用いたCAR-Tの臨床開発を中心に、共同研究やライセンスをご検討いただける製薬企業・バイオベンチャーを探索しています。CAR-NKや二重特異性抗体等への応用や、AML、非小細胞肺癌(NSCLC)、T細胞リンパ腫など幅広いCD98陽性腫瘍を標的とした用途展開についても協業可能です。ご関心に応じて、研究代表者との技術ディスカッション、評価検討、共同研究、ライセンス等、柔軟なパートナリング形態についてご相談いたします。
Background and Technology
多発性骨髄腫は、治療抵抗性や再発が課題となる疾患である。CAR-T細胞療法においても、標的抗原の消失・低下による再発や、正常細胞上の標的抗原に起因する傷害(on-target/off-tumor毒性)が課題となり得る。このため、腫瘍細胞と正常細胞を識別する標的認識技術が求められている。
本技術は、アミノ酸輸送に関わるCD98複合体の重鎖であるCD98hcを標的としている。独自開発した抗体R8H283はCD98hcの糖鎖修飾の違いに関連した、腫瘍選択的なエピトープを認識する。この認識特性をCAR-T等に応用することで、正常細胞への傷害を抑えながら、強力かつ持続的な抗腫瘍効果を発揮する治療の開発を目指している。
Principal Investigator
保仙 直毅 教授(大阪大学 大学院医学系研究科)
Patents and Publications
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